エコキュートを設置・交換するときは、本体の価格だけでなく、配管工事や電気工事、既存設備の撤去費用なども確認する必要があります。特に配管工事は、建物の構造や既存配管の状態、設置場所によって費用が変わりやすい部分です。
同じエコキュートを選んでも、配管の延長が必要な場合や、既存配管の劣化が進んでいる場合は、工事費用が高くなることがあります。
この記事では、エコキュートの配管工事にかかる費用相場、主な工事内容、費用が高くなるケース、業者選びで確認したいポイントについてわかりやすく解説します。
エコキュートの配管工事とは
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯設備です。本体を設置するだけで使えるわけではなく、給水・給湯配管や追いだき配管、ヒートポンプユニットとの接続など、複数の配管工事が必要になります。
配管工事が適切に行われていないと、水漏れ、湯温の不安定、凍結、効率低下などにつながることがあります。そのため、エコキュートの設置・交換では、本体選びだけでなく配管工事の内容を確認することが大切です。
この記事でわかること
この記事では、以下の内容を紹介します。
・エコキュートの配管工事で行う内容
・新設と交換で費用が変わる理由
・配管工事の費用相場
・費用が高くなりやすいケース
・見積もりで確認したい項目
・業者選びで失敗しないためのポイント
エコキュートの設置や交換を検討している方、配管工事の費用が気になる方、給湯設備の更新を考えている方に役立つ内容です。
エコキュートで必要になる主な配管工事
エコキュートの設置・交換では、給水・給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管、排水配管、保温工事などが関わります。
設置状況によって必要な工事は異なりますが、主な内容は以下の通りです。
給水・給湯配管
給水配管は、エコキュートへ水を送るための配管です。給湯配管は、エコキュートで沸かしたお湯をキッチン、浴室、洗面所などへ送るための配管です。
給水・給湯配管は、毎日使用する重要な部分です。接続不良や劣化があると、水漏れや湯量不足につながることがあります。
追いだき配管
追いだき機能付きのエコキュートでは、浴槽のお湯を循環させるための追いだき配管が必要です。
既存の追いだき配管を再利用できる場合もありますが、劣化や汚れがある場合は交換を検討する必要があります。浴室の位置や配管距離によって、工事費用が変わることもあります。
ヒートポンプ配管
エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットを接続して使用します。この2つをつなぐ配管がヒートポンプ配管です。
ヒートポンプ配管は、エコキュートの性能や効率に関わる重要な部分です。配管距離が長すぎたり、施工状態が悪かったりすると、効率低下や不具合につながる場合があります。
排水配管
エコキュートでは、排水やドレン水を適切に処理する必要があります。
排水経路が確保されていない場合や、排水勾配が不十分な場合は、水たまりや凍結、周辺への影響が出ることがあります。設置場所に応じて、排水の流れを確認することが重要です。
保温・凍結防止工事
配管には、保温材を巻いて熱損失や凍結を防ぎます。寒冷地や冬場に気温が下がりやすい地域では、凍結防止対策が特に重要です。
保温が不十分だと、配管内の水が凍結したり、お湯の温度が下がりやすくなったりすることがあります。富山県のように冬場の冷え込みがある地域では、保温・凍結防止対策を丁寧に行うことが大切です。
エコキュート配管工事の費用相場
エコキュートの配管工事費用は、新設か交換か、既存配管を再利用できるか、設置場所がどこかによって変わります。
ここでは、一般的な目安を紹介します。実際の費用は現場条件によって変わるため、正確な金額は現地調査と見積もりで確認しましょう。
新設の場合
新築や、ガス給湯器・灯油ボイラーからエコキュートへ切り替える場合は、新たに配管や電気設備を整える必要があります。
一般的な目安は以下の通りです。
・本体設置費:約5万〜8万円
・配管・接続工事:約7万〜12万円
・電気工事:約3万〜5万円
・合計:約15万〜25万円前後
新設の場合は、設置場所の基礎工事、配管延長、電源工事、排水経路の確保などが必要になることがあります。そのため、交換工事より費用が高くなりやすい傾向があります。
交換の場合
既存のエコキュートを新しいものに交換する場合は、既存配管を再利用できるかどうかで費用が変わります。
一般的な目安は以下の通りです。
・撤去・処分費:約1万〜2万円
・配管工事:約3万〜6万円
・電気工事が必要な場合:約2万〜3万円
・合計:約6万〜12万円前後
既存配管の状態が良く、設置場所も大きく変わらない場合は、工事費を抑えやすくなります。一方で、配管の劣化や凍結破損がある場合は、配管交換が必要になることがあります。
費用が高くなりやすいケース
エコキュートの配管工事では、現場条件によって費用が高くなる場合があります。見積もり時には、どの作業が追加費用につながるのかを確認しておくと安心です。
配管距離が長い
貯湯タンク、ヒートポンプユニット、浴室、キッチンなどの距離が長い場合、配管材料や施工時間が増えます。
特にヒートポンプ配管や追いだき配管の距離が長い場合は、費用だけでなく効率にも影響することがあります。設置位置を決める際は、機器の置きやすさだけでなく、配管距離も確認しましょう。
既存配管が劣化している
古い配管を再利用できれば費用を抑えられることがありますが、劣化した配管を無理に使うのはおすすめできません。
配管内部のサビ、接続部の劣化、保温材の傷み、凍結による破損などがある場合は、交換を検討する必要があります。短期的な費用だけでなく、施工後の水漏れリスクも考えて判断することが大切です。
設置場所に基礎工事が必要
エコキュートの貯湯タンクは重量があるため、安定した設置場所が必要です。
地面の状態によっては、コンクリート基礎や架台の設置が必要になることがあります。設置場所が傾いている場合や、地盤が弱い場合も追加工事が発生する可能性があります。
凍結防止対策が必要
寒冷地や冬場に冷え込みやすい地域では、配管の保温や凍結防止ヒーターなどが必要になることがあります。
凍結対策を怠ると、冬場に配管が破損したり、お湯が使えなくなったりする可能性があります。地域の気候に合わせた施工が重要です。
電気工事が必要
エコキュートは電気で動く給湯設備のため、専用の電源やブレーカーが必要になる場合があります。
既存設備からの交換でも、電気容量や配線状況によって追加工事が必要になることがあります。配管工事だけでなく、電気工事の有無も見積もりで確認しましょう。
見積もりで確認したい費用項目
エコキュートの見積もりでは、本体価格だけでなく、工事費の内訳を確認することが大切です。
確認したい主な項目は以下の通りです。
・本体設置費
・配管材料費
・配管接続工事費
・ヒートポンプ配管工事費
・追いだき配管工事費
・排水配管工事費
・保温・凍結防止工事費
・電気工事費
・既存給湯器の撤去・処分費
・基礎工事費
・出張費・諸経費
・保証やアフター対応の内容
見積もりに「工事一式」とだけ書かれている場合は、どこまで含まれているのかを確認しましょう。追加費用が発生する可能性がある内容も、事前に聞いておくと安心です。
費用を抑えるためのポイント
エコキュートの配管工事費用を抑えるには、単に安い業者を選ぶのではなく、必要な工事と不要な工事を正しく見極めることが大切です。
既存配管を再利用できるか確認する
既存配管の状態が良ければ、再利用できる場合があります。
ただし、古い配管や劣化した配管を無理に再利用すると、後から水漏れや不具合が発生するリスクがあります。再利用できるかどうかは、現地調査で配管の状態を確認して判断しましょう。
設置場所を見直す
貯湯タンクやヒートポンプユニットの設置場所によって、配管距離や施工内容が変わります。
配管距離が短く、点検しやすい場所に設置できれば、工事費用やメンテナンス性の面で有利になることがあります。
複数の見積もりを比較する
工事内容が同じでも、業者によって見積もり金額や含まれる作業内容が異なることがあります。
複数の見積もりを比較する際は、金額だけでなく、配管工事の範囲、既存配管の扱い、保証内容、追加費用の条件も確認しましょう。
補助金やキャンペーンを確認する
エコキュートの設置では、国や自治体、メーカー、電力会社の補助金やキャンペーンを利用できる場合があります。
制度の内容や受付期間は変わることがあるため、導入前に最新情報を確認しましょう。補助金を利用できれば、設置費用の負担を抑えられる可能性があります。
業者選びで失敗しないためのポイント
エコキュートの配管工事は、給湯設備の使いやすさや安全性に関わる重要な工事です。費用の安さだけで業者を選ぶと、後から水漏れや不具合が発生する可能性があります。
現地調査を丁寧に行ってくれるか
正確な見積もりには、現地調査が欠かせません。
設置場所、既存配管、電気設備、排水経路、作業スペースなどを確認しないまま見積もると、後から追加費用が発生することがあります。
配管工事の経験があるか
エコキュートの設置では、給水・給湯配管、追いだき配管、ヒートポンプ配管、保温工事などが関わります。
配管工事の経験がある業者であれば、現場条件に合わせた施工方法を考えやすくなります。
寒冷地や地域事情に対応できるか
富山県のように冬場の冷え込みがある地域では、凍結防止対策が重要です。
地域の気候や現場条件を理解している業者であれば、保温材や凍結対策についても相談しやすくなります。
施工後の確認や説明があるか
工事後には、漏れ確認、試運転、排水確認、保温状態の確認などが必要です。
施工後の説明やアフター対応があるかどうかも、業者選びで確認したいポイントです。
エコキュートの配管工事で注意したいこと
エコキュートの配管工事では、設置後に長く安心して使うために、いくつか注意したい点があります。
古い配管の再利用は慎重に判断する
費用を抑えるために既存配管を再利用することはありますが、劣化が進んでいる場合は注意が必要です。
工事直後は問題なくても、後から接続部や配管本体から水漏れが発生することがあります。再利用する場合は、配管の状態を確認したうえで判断しましょう。
配管の保温状態を確認する
屋外に露出する配管は、保温材の施工状態が重要です。
保温材が薄い、隙間がある、劣化していると、熱損失や凍結の原因になります。冬場のトラブルを防ぐためにも、保温状態を確認しておきましょう。
メンテナンスしやすい設置にする
エコキュートは、設置後も点検やメンテナンスが必要です。
機器まわりに十分なスペースがないと、点検や修理がしにくくなることがあります。設置場所を決める際は、日常の使いやすさだけでなく、将来的な点検性も考えることが大切です。
椎名設備工業の配管工事・設備工事
株式会社椎名設備工業では、富山県を中心に、配管工事・設備工事に対応しています。空調配管工事、給排水・衛生設備工事、溶接配管工事、プラント配管工事、住宅配管工事のほか、配管の製作・加工・取付、改修・更新工事まで、現場条件に応じた施工を行っています。
給湯設備や住宅配管に関わる工事では、既存配管の状態、設置場所、保温・凍結防止、施工後の確認を大切にしながら対応しています。
富山県でエコキュートの配管工事や給湯設備の更新をご検討の方は、現場条件に応じた施工ができる会社へ相談することが大切です。
まとめ
エコキュートの配管工事費用は、新設か交換か、既存配管を再利用できるか、設置場所や配管距離によって変わります。
目安として、新設の場合は約15万〜25万円前後、交換の場合は約6万〜12万円前後が一般的です。ただし、配管の劣化、基礎工事、凍結防止対策、電気工事の有無によって費用は変動します。
費用を抑えるには、既存配管の状態確認、設置場所の見直し、見積もり内容の比較、補助金やキャンペーンの確認が大切です。
エコキュートを長く安心して使うためには、費用だけでなく、配管工事の品質や施工後の確認まで含めて業者を選ぶことが重要です。
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